PR

AWS資格の難易度を徹底比較|レベル別の特徴・学習時間・取得順ロードマップ

AWS

こんにちは、エンジニアのタネマキです!

AWS認定資格は12種類以上あり、どこから手をつければいいか迷いますよね。ただ、「Foundational→Associate→Professional→Specialty」という4つのレベル構造さえ頭に入れておけば、自分に合った資格はかなり絞り込めます。

私自身、SAA・SOAを取得済みで、現在は難易度が跳ね上がるSAPの学習中ですが、同じ資格でも実務経験の有無で難易度の感じ方はまったく違います。
この記事では

✅ AWS資格4レベルの位置づけと、難易度・学習時間の一覧比較
✅ 難易度を左右する3つの要素(実務経験・IT基礎・学習時間)
✅ 主要資格ごとの特徴(Cloud Practitioner〜SAP・Specialtyまで)
✅ 自分のレベル別、AWS資格の取得順ロードマップ

について、SAA・SOA取得済み・SAP学習中の現役インフラエンジニアの僕が解説していきます。

AWS認定資格の全体像|4つのレベルと資格一覧

AWS認定資格には現在12種類以上あり、初見だとどこから手をつければいいか分からなくなります。まず「4つのレベル」という大枠を頭に入れておくと、自分に合った資格が見つかりやすくなります。

レベルごとの位置づけ

Foundational(基礎)は、クラウドやAWSの概念を広く浅く学ぶレベルです。IT未経験者でも挑戦しやすく、「AWSって何ができるの?」という段階から始められます。

Associate(中級)は、AWSサービスを組み合わせてシステムを設計・運用する力が問われます。実務を意識した問題が多く、AWSエンジニアとしての基礎固めに位置づけられます。

Professional(上級)は、複雑な要件に対して最適な設計を選び出す応用力が必要です。Associateで学んだ知識をベースに、より深い判断力が求められます。

Specialty(専門)は、セキュリティ・ネットワーク・機械学習など特定分野を深掘りする資格です。Professionalより必ずしも難しいわけではなく、対象分野の実務経験があれば取り組みやすいケースもあります。

AWS資格の難易度比較一覧

各資格の難易度・想定される前提知識・学習時間の目安を表にまとめました。数値はあくまで目安であり、AWSや関連ITの経験によって大きく変わります。

資格名レベル難易度前提となる経験学習時間の目安
Cloud Practitioner(CLF)Foundational★☆☆☆☆不問(IT未経験でも可)40〜100時間
AI Practitioner(AIF)Foundational★☆☆☆☆AI・機械学習の基礎知識があると有利40〜80時間
Solutions Architect – Associate(SAA)Associate★★★☆☆AWSの基本操作、ネットワーク基礎80〜150時間
Developer – Associate(DVA)Associate★★☆☆☆アプリ開発経験があると有利60〜120時間
SysOps Administrator – Associate(SOA)Associate★★★☆☆AWSの運用経験、監視・障害対応の知識80〜150時間
Data Engineer – Associate(DEA)Associate★★☆☆☆データ処理・ETLの基礎知識60〜120時間
Solutions Architect – Professional(SAP)Professional★★★★★SAA取得後、AWSの実務経験150〜250時間以上
DevOps Engineer – Professional(DOP)Professional★★★★★DVA・SOA取得後、CI/CD実務経験150〜250時間以上
Security – Specialty(SCS)Specialty★★★★☆IAM・暗号化・セキュリティ設計の知識100〜200時間
Advanced Networking – Specialty(ANS)Specialty★★★★☆ネットワーク実務経験(AWS外含む)100〜200時間
Machine Learning – Specialty(MLS)Specialty★★★★☆機械学習・統計の基礎知識100〜200時間

※学習時間はIT・AWS経験がほぼない状態を基準にした目安です。経験者はこれより短くなる場合があります。合格率はAWSが非公開のため、各数値は一般的な参考情報として掲載しています。

AWS資格の難易度を左右する3つの要素

同じ資格を受けても、人によって感じる難しさはかなり違います。「難易度★★★」という表記を見て判断する前に、自分の状況と照らし合わせてみてください。

AWSの実務経験

AWSを実際に触ったことがあるかどうかは、学習効率に直結します。EC2を自分で立ち上げた経験があれば、問題文のシナリオをすぐにイメージできます。一方、サービス名を教材で眺めるだけだと、試験本番で「この問題、何を聞かれているのかすら分からない」という状況に陥りがちです。

AWSの無料利用枠を使って実際に操作しながら学ぶのが、理解を早める近道です。

ITインフラ・ネットワークの基礎知識

AWS資格の問題には、VPCのルーティング、サブネット設計、DNS、暗号化など、AWS固有ではないIT知識が頻出します。インフラやネットワークの基礎が身についていると、これらをAWSの文脈で理解しやすくなります。

逆に、ITの基礎なしにAWSサービスだけを暗記しようとすると、少し違う角度の問題で詰まりやすくなります。

学習時間の確保

働きながら勉強する場合、1日2〜3時間を毎日確保するのは現実的ではないことも多いです。1日30分でも構わないので、継続できる量を設定する方が結果的に学習総量は増えます。「まとめて週末にやる」より「毎日少しずつ」の方が記憶の定着は安定します。

主要AWS資格ごとの難易度と特徴

AWS Certified Cloud Practitioner

AWS資格の出発点として選ばれやすい資格です。AWSの主要サービス・料金モデル・責任共有モデルなど、クラウドの「概念」を広く問われます。IT未経験者でも取り組めるレベルですが、「サービス名を丸暗記する」だけでは少し苦戦します。「このサービスはどんな場面で使うのか」をセットで覚えることが大事です。

AWS Certified AI Practitioner

2024年に新設された比較的新しい資格で、生成AIやAWSのAI関連サービス(Amazon Bedrock、SageMakerなど)を扱います。AWSインフラの深い知識がなくても始めやすく、AIや機械学習に関心がある方には取っつきやすい入口になります。

AWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA)

AWSエンジニアを目指す人が最初に目標にすることが多い資格です。VPC、EC2、S3、RDS、IAMなどの主要サービスを組み合わせて、要件に合った構成を選ぶ力が問われます。Cloud Practitionerより学習範囲は広く、「なんとなく覚える」では通用しない問題も増えます。SAAを取ることで、AWSの設計思想の基本が身につきます。

Developer・CloudOps・Data EngineerなどAssociate資格

Associate資格はSAAだけではありません。開発よりの業務ならDeveloper(DVA)、運用監視ならCloudOps(SOA)、データ基盤ならData Engineer(DEA)と、自分の実務に近い資格を選ぶと学習が進めやすくなります。難易度は一律ではなく、自分の経験領域に近いほど取り組みやすくなります。

Solutions Architect – Professional(SAP)

正直に言うと、SAPはAssociate資格とは別次元の難しさです。筆者(インフラエンジニア歴5年・SAA・SOA取得済み)が現在取得に向けて学習中ですが、業務でAWSを使っていても「解ける」とはなりません。サービスを知っているだけでなく、複数の制約条件が重なったシナリオの中で「なぜそのサービスか」を論理的に選び取る力が必要です。Associate取得後にすぐ挑戦するより、一定の実務経験を積んでからの方が理解の精度が上がります。

Security・Advanced NetworkingなどSpecialty資格

Specialty資格はProfessionalとは違う軸の難しさがあります。たとえばAdvanced Networking(ANS)は、AWSの知識だけでなくネットワークそのものの深い理解が求められます。自分がすでに実務で扱っている分野なら、Professionalより手が届きやすいケースもあります。ただし、未経験の分野であれば学習コストはかなり高くなります。

自分のレベル別|AWS資格の取得順ロードマップ

資格を選ぶときに迷ったら、「今の自分の知識量」から逆算するのが一番確実です。

IT未経験・AWS未経験の場合

まずCloud Practitionerでクラウドの概念とAWSの全体像をつかみます。次にSolutions Architect – Associateへ進み、主要サービスの設計知識を身につけます。その後は自分のキャリア方向(開発・運用・データなど)に合わせてAssociate資格を広げ、実務経験を積みながらProfessionalやSpecialtyへ進むルートが現実的です。

  • Cloud Practitioner
  • Solutions Architect – Associate(SAA)
  • 自分の職種に合ったAssociate(DVA・SOA・DEAなど)
  • Professional / Specialty

インフラ・ネットワーク経験者の場合

Linuxサーバーやネットワーク機器を扱った経験があれば、Cloud Practitionerを飛ばしてSAAから始めることも選択肢に入ります。ただし、AWSの責任共有モデルや料金体系、マネージドサービスの考え方はAW独自の概念なので、事前に一通り確認しておく方が安心です。

  • Solutions Architect – Associate(SAA)からスタート
  • SysOps Administrator – Associate(SOA)
  • 実務経験を積みながらProfessional / Specialtyへ

AWS実務経験者の場合

すでにAWSを業務で使っている場合は、Associate資格の対象分野を確認して、実務と重なりが大きいものを選ぶと効率が上がります。Professional資格への挑戦は、Associate取得後に「設計判断を求められる問題を自分の言葉で説明できるか」を基準にタイミングを判断すると良いです。

AWS資格の学習時間の目安

ネット上には「Cloud Practitionerは40時間で合格できる」といった情報が多くあります。ただし、それはAWSや関連ITの経験がある人の話である場合が多いです。

IT未経験者がCloud Practitionerを受ける場合、IT用語とAWSサービスを同時に覚えることになるため、100時間前後は見ておいた方が安心です。SAAになるとさらに範囲が広がるため、150時間前後は確保しておくことを想定した方が良いでしょう。

Professionalレベルになると、250時間以上学習しても「まだ足りないかも」と感じる人も珍しくありません。学習時間の目安より、「この範囲を自分の言葉で説明できるか」を基準にした方が試験本番での応用が利きます。

問題演習を終えた後、解答の理由が自分で説明できなければ、たとえ正解していても本番では崩れます。模擬試験の正答率よりも「なぜその答えか」を言語化できるかを確認しながら進めてください。

AWS資格に関するよくある質問

Q
AWS資格で一番難しいのはどれ?
A

一般的にはProfessional資格(特にSAP)が最も難しいと言われています。実際、SAPは「AWSを使いこなしている人」でも苦戦することが多く、知識の幅と応用力の両方が求められます。Specialty資格も対象分野によっては同水準の難しさになります。自分が経験したことのない分野のSpecialtyは、SAPと同等かそれ以上に感じることもあります。

Q
AWS未経験でも資格取得できる?
A

できます。Cloud PractitionerはAWSを一度も触ったことがない人でも合格している資格です。ただし、教材だけで暗記するよりAWSの無料利用枠を使って実際に操作した方が、試験本番でのイメージがはるかにつかみやすくなります。

Q
Cloud PractitionerとSAAはどちらから受けるべき?
A

IT未経験・クラウド未経験であれば、Cloud PractitionerでAWSの全体像をつかんでからSAAに進む方が着実です。一方、インフラやネットワークの実務経験があるなら、SAAから始めても対応できます。Cloud PractitionerはSAAの前提要件ではないため、自分の現状と照らし合わせて判断してください。

Q
AWS資格は転職・キャリアアップに役立つ?
A

AWS資格は、知識の証明として採用担当者に伝わりやすい材料になります。特にIT未経験からクラウド分野に挑戦する場合は、学習意欲と基礎知識を示す手段になります。ただし、資格単体で転職が決まるわけではありません。AWSを使って何かを構築したポートフォリオや、実務での使用経験と組み合わせることで評価がより高まります。

まとめ|AWS資格は「現在地」から逆算して選ぶ

AWS認定資格は種類が多い分、選び方を間違えると学習効率が大きく下がります。「難易度が低い資格から順番に」ではなく、「自分の経験と目指すキャリアから逆算する」という視点で選ぶのが大事です。

IT未経験なら Cloud Practitioner → SAA の順が定番です。インフラ経験者ならSAAからスタートしても問題ありません。SAAやSOAを取得したあとにProfessionalを目指す場合は、資格を取ることだけを目的にせず、実務で使いながら理解を深めることが合格への近道になります。

まず自分の現在地を確認して、一番近い資格を一つ決める。それだけで学習のスタートラインに立てます。

タイトルとURLをコピーしました